'ENCYCLOPÉDIE DES OUVRAGES DE DAMES'/encyclopedia of handicraft
こう毎日暑いと屋内で過ごす時間が増えて、縫ったり編んだりしたい気分が高まっているこの頃です。
今日は18世紀フランス創業の繊維メーカーDMCが1886年に発刊した手芸百科事典をご紹介したいと思います。
'ENCYCLOPÉDIE DES OUVRAGES DE DAMES'と名付けられたこの分厚い本は、ウィーン貴族の才能ある女性 Thérèse de Dillmont(テレーズ・ド・ディルモント)によって書かれました。
テレーズはわずか45歳で短い生涯に幕を下ろしたのですが、彼女の技術と知識が詰まった百科事典はドイツ語、英語、スペイン語、イタリア語にも翻訳され、世界中で愛されました。
手縫いの章から始まり、ミシン、修繕、刺繍、タペストリー、編み物、レースと幅広い内容が、沢山のイラストと共に紹介されています。
19世紀末の手芸技術を識る上で貴重な資料であると共に、美しい図案や詳細なイラストからは著者の豊かな感性が感じられ、眺めているだけで心躍る書籍です。
こちらの本は発行年の記載がありませんが、20世紀中頃発行の本ではないかと思われます。
FRANCE
mid 20thc
742P+カラープリント作例と広告
note : 所々シミがありますが、大きな破れなどはございません。
size : 23.5cm×15.5cm×4.5cm
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